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(社)日本フルードパワーシステム学会 主催
ウィンターセミナー 2006「家庭の中のフルードパワー」開催のお知らせ
 
趣 旨: 日々開発が続けられる工業製品の中には,我々の見えないところでフルードパワー技術が巧みに応用されているものが数多くあります.そこで本セミナーではそれらの中でも日常生活,特に家庭の中で利用されているいくつかの製品に焦点を当て,開発者の方に直接ご講演頂くことを目的として本セミナーを企画致しました.開発の壁あるいはポイントとなった点,新しい市場開拓の際に着目した点等についてのノウハウをご紹介頂くことで,今後の研究・開発の発想転換への一助となれば幸いです.皆様の多数のご参加をお待ちしております.
開催日時: 2007年2月7日(水)
開催場所: 機械振興会館 地下3階1号室
〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8,TEL.(03)3434-8211(代表) アクセス
http://www.jcmanet.or.jp/gaiyo/map_kaikan.htm
プログラム:
10:00〜10:05 企画委員長挨拶
10:05〜10:55
「エアコン室内機のフィルタ自動清掃システムの開発」 松下電器産業株式会社 杉尾 孝
省エネや室内空気を清潔に保つために,エアコンのフィルタをきれいにしておくことは重要である.しかし,多くの人にとって,フィルタ掃除は面倒な作業であり,メーカーが推奨する2週間に1回のフィルタ掃除は実行されていないことが多かった.本講演では,フィルタ自動清掃システムの基本的な考え方や開発経緯,主要な技術内容について説明する.
10:55〜11:05 休憩
11:05〜11:55
「初代タンクレストイレにおける水路系の設計」 東陶機器株式会社 林 良祐
  1993年,節水便器の先駆けとしてコンピューター制御を用いた水道直結の便器洗浄を採用した初代タンクレストイレが発売された.タンクレストイレの全体の構成を紹介するとともに,開発にあたり考慮した弁(流量調整弁等)の設計や,シール設計に対する考え方について紹介する.
11:55〜13:15 昼休み
13:15〜14:05
「水力発電機内蔵自動水栓における省エネ・節水の取り組み」 株式会社INAX 荒木 修
近年,利便性・快適性の向上を求めて,給排水設備機器の高機能化・自動化の発展は著しい.特に駅や商業施設のトイレ空間では,節水と清潔性の維持を兼ねて,手洗い用自動水栓や便器の自動洗浄は一般化している.1990年に発売した手洗い用自動水栓は,水栓に内蔵した小型水力発電機で,吐水時の水はねや絞る際の余分な水のエネルギーをセンサーや電磁弁を駆動させる電気エネルギーに変換する世界初の自己発電型自動水栓となっている.本講演では,発売から現在まで3世代のモデルチェンジで,相反する発電性能向上と節水性能向上に取り組んだ技術課題について紹介する.
14:05〜14:15 休憩
14:15〜15:05
「市街地用マイクロ風力発電機の開発」 那須電機鉄工株式会社 徳山 栄基
近年、市街地を中心に設置数が増加しているマイクロ風力発電機に関して,その現状(風車種類・用途例),導入における問題点および設計留意点について紹介する.さらに市街地用マイクロ風力発電機の開発概要および特徴について紹介する.
15:05〜15:15 休憩
15:15〜16:15
「小型電子機器向け水冷システムの現状-水冷システム概要と信頼性技術」
株式会社日立製作所 及川 洋典,南谷 林太郎
  近年電子部品の発熱量増大や製造プロセスの微細化による仕様温度の低下を背景に,冷却能力が高い水冷方式が注目を集めている.水冷方式のメリットとしては,放熱部の大型化による冷却能力向上が容易という点と,熱輸送により装置全体の最適冷却が容易という点が挙げられる.しかしながら水冷システムの設計において検討すべき項目は,受熱部の設計,放熱部の設計,ポンプ性能,液の選定,内圧の変動,水分透過,耐食性等々,空冷方式に比べ遥かに多い.そこで本講演では水冷システムの冷却設計に際して必要な検討項目の概要や,最新のトレンドを紹介する.また製品化に際しては信頼性確保が最も重要であり,これに関する技術についても紹介する.
参加費: 正会員・賛助会員企業の社員 15,000円
日本フルードパワー工業会会員企業の社員 18,000円
学生会員 5,000円
一般(非会員) 23,000円
申 込:

参加ご希望の方は下の申込書ファイル(MS-Word)をダウンロードし,必要事項をご記入の上,日本フルードパワーシステム学会事務局宛に,E-MailまたはFAXでお申し込みください.

 → 参加申込書

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