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昨年、会長就任のご挨拶の中で、佐藤前会長が重点課題として取組んでこられた学会の会員数・財政の両面における基盤強化を引き続き重点事項として取組むことを申し述べました。年頭にあたり、その後の経過をご報告し、会員諸氏の一層のご協力をお願い申し上げます。
会員数の確保
社団法人格維持のための一つの条件は、会員数1000名を確保することであります。しかしながら、平成16年度期初には、正会員の減少傾向に歯止めがかからず、1000名を割り込んでしまいました。
この問題は会員の年齢構成が、極端に高齢化していることによる構造的問題で、改善はなかなか難しいことであります。今期から若い方々の経済的負担を軽減することにより、気軽に学会に参加していただくことを狙って、40歳以下の正会員の会費を減額する措置を始め、これまでに50名ほどの若手会員の入会があり、会員数は1000名台に戻っております。今後とも、身の回りの若手エンジニアに声をかけていただき、会員数増加に向けご協力をお願いいたします。
幸い企画委員会を中心とした集会事業は、近年参加者数が増えており、活発な討論が行われております。春の講演会は、フォーラム・教育講座を併催することにより約200名の多数の参加を得ており、秋季講演会では平成15年度が54編、16年度が70編の研究発表が行われ、100名以上の参加がありました。これらの講演会に参加していただいた若手研究者にそのまま正会員として入会していただけるよう努力をしてまいります。
さらに、企業の若手技術者の需要に応えるための産学連携を指向した研究委員会として「フルードパワーのトライボロジー研究委員会」をスタートさせました。さらに企画や研究委員会活動を展開し、これを若い新会員入会に繋げる体制を組む必要があると考えております。
論文集の電子ジャーナル化
今や情報はWebに載せないと社会に届かない状況にあります。本学会におきましても、 2003年から緑陰特集号を電子出版に切替えたのに続き、2004年12月には平成15年分の論文集が電子出版されます。この論文集の電子出版は、科学技術振興機構が運営する「J-STAGE」という電子ジャーナルサイトに参加するもので、その詳細については2004年電子出版緑陰特集号を参照ください。
また、学会のグローバル化を目指して、英語版ホームページを2004年12月に立ち上げる予定であります。これにより、本学会の活動を海外にも広く公開してまいります。研究情報のグローバル化に、より効果的に対応するために、Web上に英文論文集を掲載することに向けて準備を進めております。国内はもとより海外からも投稿できる研究情報交換の場をWeb上に構築することにより、世界に繋がる、魅力ある学会となることを目指しています。
もう一つの問題として指摘された論文集への研究論文発表数の減少への対策として、「著者タイプ」論文に対して従来の印刷所で版下を作成するタイプの論文よりも低額の論文掲載料を設定いたします。これは、論文原稿作成技術の進歩に対応するとともに、ある一定期間に多くの論文を書く必要性の高い若手研究者からの声に応えたものです。もう一つの研究者からの要望は、論文投稿から掲載までの期間の短縮です。これを実現し、あわせて事務経費を削減するため、論文投稿から、査読、結果の通知までの行程を電子化すべく準備中です。
国際シンポジウム
本年11月には、第6回JFPSフルードパワーシステム国際シンポジウムが筑波にある国際会議場で開催されます。アナウンスメントの作成、アブストラクトの締切(2004年12月)と着々と、前回に引き続く成功を目指して実行委員会が準備を進めております。会員の皆様のご協力、特に企業からのシンポジウムならびに併設展示セッションへの多数のご参加をお願い申し上げます。
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